そのままにしておくことが、いちばん気になっているかもしれません。
住まなくなった家。
気になってはいるけれど、
忙しさの中で後回しになってしまう。
「そろそろ考えないと」
そう思いながら、時間だけが過ぎていく。
そんな状態が続いていませんか。
あるご夫婦の話です
奈良の住宅地に、
静かに時間が止まったような家がある。
カーテンは閉じられたまま。
ポストには、何通もの封筒が重なっている。
その家の前を通る人は、
少しだけ視線を落とす。
「そろそろ、どうにかせなあかんな」
そう言ったのは、夫の一言だった。
妻は、すぐに返事ができなかった。
その家は、
自分が育った場所だったからだ。

親がいなくなって、数年。
最初のうちは、
月に一度は通っていた。
窓を開けて、風を通し、
水を流して、少し掃除をして。
でも、だんだんと足が遠のいた。
仕事もある。
自分たちの生活もある。
体力も、昔ほどではない。
気づけば、季節が一つ、また一つと過ぎていた。
「このままにしておいて、大丈夫なんやろか」
ふとしたときに、そんな言葉が出る。
草は伸びていないか。
近所に迷惑はかかっていないか。
家は傷んでいないか。
考え始めると、
次々と不安が浮かんでくる。
でも——
「売る」と決めるのも、簡単ではない。
思い出がある。
家族で過ごした時間。
何気ない日常。
もう戻らないけれど、
確かにそこにあったもの。
「貸す」という選択もあると聞く。
「そのまま持つ」という人もいる。
でも、どれが正しいのかは分からない。
ただ一つ言えるのは、
“何もしないまま時間が過ぎていくこと”が、
一番、心に引っかかるということだった。
ある日、ふたりでその家を見に行った。

玄関の前に立ち、
しばらく何も言わなかった。
「どうする?」
その一言に、
いろんな意味が込められていた。
すぐには、答えは出なかった。
でも、
少しだけ、前に進んだ気がした。
その家は、
まだそこにある。
誰も住んでいないけれど、
終わってはいない場所。
これからどうするのか。
それを決めるのは、
まだ、これからでいいのかもしれない。
そのままにしておくと、どうなるのか
そのままにしておくと、
家はゆっくりと変わっていきます。
誰も気づかないうちに、少しずつ。
・風が通らなくなり、湿気がたまる
・カビやにおいが出てくる
・設備が使われず、劣化していく
最初は、ほんの小さな変化です。
でも、それが積み重なると——
・修繕が必要な状態になる
・庭や外まわりが荒れてくる
・近隣に気を使うようになる
そして何より大きいのは、
「気になり続ける」ということ。
行かなきゃいけない気がする。
でも、行けていない。
その状態が、
何ヶ月も、何年も続いていく。
時間が経てば経つほど、
「どうしたらいいのか分からない」という気持ちは
少しずつ大きくなっていきます。
考えられるのは3つの選択肢
この家をどうするか。

考え始めると、
いくつかの選択肢が浮かびます。
■ 持ち続ける
そのまま残しておくという選択。
・思い出をそのままにできる
・すぐに決断しなくていい
一方で、
・管理の手間が続く
・定期的な対応が必要になる
■ 貸す
誰かに使ってもらうという選択。
・家が活きる
・収入につながる可能性がある
一方で、
・準備や手続きが必要
・管理の方法を考える必要がある
■ 売る
手放すという選択。
・管理の負担がなくなる
・現金化できる
一方で、
・思い出との整理が必要
・一度決めると戻せない
どれが正解かは、人それぞれです。
状況や気持ちによって、
選び方は変わります。
すぐに決めなくてもいいという考え方
大きな決断ほど、
すぐに答えを出すのは難しいものです。
「売るかどうか」
「貸すかどうか」
そこまで一気に考えなくても、
いいのかもしれません。
まずは、
・今の状態を知ること
・どういう選択肢があるか整理すること
・自分にとって無理のない形を考えること
それだけでも、
少し気持ちは軽くなります。
大切なのは、
「急いで決めること」ではなく、
「納得できる形を見つけること」
そのための時間は、
きっと無駄ではありません。
こう感じている方が多いです
・何から始めればいいか分からない
・遠方でなかなか見に行けない
・売るべきかどうか決めきれない
・誰に相談したらいいか分からない
どれも、特別なことではありません。
多くの方が同じように悩まれています。
まずは、状況を整理するところから
「どうするか」を決める前に、
「今どういう状態なのか」
「どんな選択肢があるのか」
それを整理するだけでも、
気持ちは少し軽くなります。
—
・売るかどうか迷っている
・まだ決めるつもりはない
・とりあえず話だけ聞いてみたい
そういう段階でも大丈夫です。
—
無理に何かを勧めることはありません。
今の状況を一緒に整理しながら、
これからどうしていくのかを考える。
そのための時間として、
気軽にご相談いただければと思います。
※相談=何かを決める場ではありません
こう感じている方が多いです
・何から始めればいいか分からない
・遠方でなかなか見に行けない
・売るべきかどうか決めきれない
・誰に相談したらいいか分からない
どれも、特別なことではありません。
多くの方が同じように悩まれています。


